「誰が心にも龍は眠る」(ネタバレ注意)

Ｉさんとこの映画の謎を解き明かそう！
ということで、
ワタクシサイドにて要約してみたいと思いますー。笑

推論を加えず、あくまで客観的に。
流れのままに
まとまりないかもしれんけど
とにかく客観的に書こうっとー！


というわけで
以下ネタバレ注意！！

小学生のときに
謎の事故で一部の記憶をなくしたテルミ。
就職のために街を出る前に、幼馴染のユキオと共に
その謎を解き明かそうとする。

テルミには妹がいる。
付かず離れずのテルミとユキオであるが、
妹もユキオに好意を寄せている。

小学校の先生に、就職が決まったことを報告にいくテルミ。
そこで先生は「あなたは一度死んだのよ。だから恐いものなんかない。過去なんか気にしないで、精一杯生きなさい」とテルミに語る。

役場に、昇龍湖の事故に関する新聞記事を調べに行く。
テルミが事故にあった1993年は、
やたらと事故の多い年であったが、しかし死者はひとりもいなかったという。

役場でテルミは、小学校の同級生ミネムラに会う。
テルミは彼女をよく記憶してはいない。
ミネムラは、同じく同級生のエイコの話を持ち出す。
（小学生のときの映像：誰かの上履きがトイレに流され、それを見てテルミが泣いているよう）
ミネムラはひたすら、「ごめんね」と謝る。

ミネムラとわかれたあとに、
テルミは昇龍湖へ向かう。
（小学生のときの映像：エイコがテルミを湖へ突き落とし、
ミネムラも一緒にいる。テルミは浮かんでこず、ふたりは逃げる）

映像が現実に戻り、
テルミはソーダに　湖に飛び込みそうになっているところを引き止められていた。
ソーダはこの湖について
「絶対に死ねない。絶対に浮かんでくる」と言う。
その後ふたりは一緒に車に乗り、なぜかカラオケ店に行くことに。

カラオケ店員のユキオを呼び出し、
「湖に落としたのは、エイコだと思うの」と告げるテルミ。
「最近へんな胸騒ぎがする」とも。
カラオケルームでは、急に倒れる(そして寝ている)ソーダ。
過去のことを尋ねると、なにか答えにくそうなユキオ。

ふたりは、ソーダも乗せて東京へ向かうことに。
その途中、食事をしながら語る３人。
そこでソーダも記憶喪失であると告げる。
ソーダは、自分が記憶を失うに至った事故について語りだす。
ボートが揺れて、転覆した　と。
妻はそのときからずっと意識をなくしたままで、息子は今も遺体が見つかっておらず、湖に沈んでいると言う。
その事故は、1993年の冬のことであった。

東京に着き、ソーダから
昇龍湖の水難事故について研究している大根田という人物の連絡先をもらう。
その後、エイコに会いに新宿へ。
エイコを待つ間に、ユキオはテルミに何か言いかける。
（そのとき、小学生のときのユキオの映像）
ふいにエイコが現れるが
「エイコはこんな顔じゃない」と取り乱し
逃げるテルミ。
「みんなが自分のことを言いくるめようとしてる。ユキオには私の気持ちわかんないよ」と、
ユキオを置いて車でひとり新しいアパートを借りた川辺に行ってしまう。

そこでユキオからメールが入り、
ライブ会場で落ち合うふたり。

妻に会いに行ったソーダへと場面が変わる。
（ボートの上で、彼が妻を湖のなかへと落とそうとしている過去の映像）
そして彼は寝ている妻に向かって、「ごめんな」と謝る。

新しいアパートにふたりで戻る。
「いままで一緒にいてくれてありがとう」と言うテルミ。
(小学生のユキオが、テルミがふたりに湖に落とされるところを見て、そして逃げ去ってしまう映像)

街に戻り、湖で大根田と会う。
この湖は200年の間だけでも誰ひとり死んでいない、という。
この湖は、ある一定の深さまでいくと無重力状態になる。
無重力状態の入り口地点を見つけ
「その先は宇宙なのかもしれない」と言う大根田。

その後ファミレスで食事するふたり。
12年前の12月に昇龍湖で自殺未遂した大根田も、やはり記憶を失くしていた。
脳梗塞だった彼は２週間後に意識を取り戻し、病気もすっかり治っていた。
それに関して彼は「この湖に龍が住んでいるなんて伝説も、迷信じゃないのかもしれないな」と言う。
テルミは大根田にも「最近妙な胸騒ぎがする」と打ち明けると
彼も「私もなんです」と言う。
そこで彼は、ブラックホール・パラレルワールドと記憶喪失の関係の仮説を話す。龍宮城に行った浦島太郎のように、記憶を消されてしまったんじゃないか。湖に沈んだときに、誰かと入れ替えられてしまったんじゃないか。
「何で私たちは生かされたのか」と迫る大根田、
テルミは「やめてください」と顔をテーブルにうずくめる。
顔を上げると、そこには大根田ではない人物がいた。

その後テルミがあの湖へと行くと
ソーダが湖から拾い上げていたガラクタの山あたりに
開かれた玉手箱のような箱があった。

夜中に家に帰り、寝室の両親の寝顔を覗く。
(事故後病院に運ばれ、必死に声をかける両親の映像)

場面は変わり、カラオケ店でゴミ出しに外へ出るユキオ。
そこにはテルミの妹が。
場面はまた変わり、チャリで坂をかけあがるユキオ。
通りにはユキオと逆方向へ歩いている人々。
テルミは部屋で寝ていたが、急に体を起こす。
家族写真からは、テルミだけが消えている。
(小学校の記憶：ユキオがテルミに「俺、アイザワのこと…」と言いかけて、テルミは走り去る。その先で、彼女は「よし！」と喜ぶ。そこにはミネムラの濡れた上履きを持ったエイコと、ミネムラ。
小学校のトイレにて、テルミがミネムラをいじめている映像。)

笑顔で帰宅する妹。
姉と素通りしてすれ違う。
表札からもテルミの名前は消えている。

叫びながらチャリを飛ばすユキオ。
逆方向へとすすむ人々の群れの中には
病院から抜け出したままのようなソーダの妻とソーダの姿も。
声をかけるも無反応。
ユキオは必死でテルミを探す。
その間にも人の群れは、昇龍湖へと続々と飛び込んでゆく。
ソーダたちが湖へと入ってゆくと
成長した彼らの息子が湖の中から現れる。
湖のボートの上には
金融関係の書類の束を乗せ、眠る大根田。
そのボートの下が不思議な光を放っている。

「テルミ、すまなかった。悪かった。俺はお前のことが…」
と泣きながらつぶやくユキオ。
振り向くと、涙するテルミがいた。
湖の光は広がり、そこからＵＦＯのようなものが湖の中から現れる。

画面が暗くなり、
「さよなら、ユキオ」という台詞。

――――――

終わり。


なにそれ！！！笑
結局コレ、全部通し見ながら書いちゃったよー

――――――

気になる点
・ユキオは結局、「アイザワのこと…」と何だったのか言い切っていない。好きだったのか、それとも止めようとしていたのか

・結局、テルミはミネムラをいじめていた側なのか？ソーダも妻を落としてしまったのか？

・大根田はなぜボートにいたのか。キーパーソン？

・だから何で誰も死んでないはずなのに、ソーダの息子は遺体がみつかっていないのか。

―――――

さらー　っと通した感想では
ユキオだけが、湖に沈んだひと以外で
まともにイマ…というか現実を引きとめようとしている
って感じがするのよねー
ＵＦＯが去ったあと、
他のひとにとっては彼らはもう1993年に死んでいたことになっていても
ユキオだけは全部覚えてる、みたいな。
そういう感じ。
もしくはユキオも記憶を消されちまうのかもしれない。